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卵の使われた料理は星の数ほどあるけれど、パンもその一つ。外出時でも手軽に食べられ手が汚れにくく手づかみで食べやすいそして色んな栄養素が摂れ冷凍保存もでき主食にも前菜にもおやつにもなる万能な食品だけに、子供にも是非食べさせてあげたいものの1つです。パン屋さんはもちろん、スーパー、コンビニ、駅の売店、最近はドラッグストアなどでも気軽に買えますが、原材料表示をみると卵の使われているパンの多さに愕然とさせられます(注:あくまでも卵アレルギーの子を持つ親目線です)。

パンにとっての卵の役割
・生地をまとめる(卵の持つ水分量)
・生地を安定させる(卵黄レシチンの効果)
栄養価をアップさせる(タンパク源)
・生地にをつける(ほんのりクリーム色)
・表面の色艶をよくする(照りたま)
など。それ以外にもフィリングやサンドする具材によって、揚げ物の衣に使われたり卵そのものが使われたり、ソーセージマヨネーズカスタードクリームなどの加工品に使われたりと用途は様々です。

食パン、フランスパン、ベーグル、コッペパンなどは比較的卵が使われていないものが多いですが、菓子パンや惣菜パンはほとんど全てに使われてます。パンを買いに行っても選択肢がほとんどなく素朴なパンが多いのが卵アレルギーの悲しいところ。我が家にも卵アレルギーの子供がおりますが、食パンの出番の多さに飽きてしまったのか、トーストしたりジャムをつけたりと工夫するものの、あまり食べなくなってしまいました。

そこで始めたのが手作りパンでした。色々な役割をもつ卵ですが、卵を入れなくてもパンは作れます。それどころか、憧れのメロンパン、クリームパン、餡パン、コーンマヨパンまでもが卵なしで作れるんです。基本の丸パンさえ覚えてしまえば作れるパンは無限大。色んなものを練りこんだり乗っけたり成型を変えて楽しめます。入れる具材を変えるだけで、レーズンパン、豆パン、チョコチップパン、チーズパンなど数種類のパンを一度に作ることも可能になります。以下、卵なしで作ったパンの一例です。

img_6944 基本の丸パン

写真の右2つはそのまま焼いたもの、左の2つは焼く前に表面に牛乳を縫って照りを出しています。少し焼きすぎましたがこれもまた香ばしくて美味しかったです。

 img_8058 レーズン&クリームチーズ

丸パンにレーズンとクリームチーズを混ぜ込み焼きました。

 img_8060 ソーセージ&チーズ

丸パンにソーセージとチーズを混ぜ込み焼きました。ソーセージも卵不使用のものをセレクト。

img_8555 ポテサラサンド、焼きうどんサンド

丸パンも形を変えればコッペパンに。好きな具材を挟んで楽しみます。

 img_8558 メロンパン

丸パンにクッキー生地をのせてメロンパンに。卵なしでクッキー生地も作れます。

 img_8561  かめロンパン

クッキー生地にほうれん草ピューレを混ぜ、中にレンチンしたリンゴとクリームチーズを混ぜたものを入れました。

img_8560 紫芋と豆のパン

生地に紫芋を練りこみ、甘納豆をトッピング。大きな豆がごろごろ入っています。

 img_6170  梨ジャムサンド

カフェインレスのアールグレイの茶葉を練りこんで梨に見立てたパンに切り込みを入れ、梨ジャムをサンド。

img_8556 クリームパン

奥のものは卵黄で照りを出していますが、手前のパンは卵不使用です。もちろんカスタード風クリームも卵なし!

img_8552 桃のカスタードクリームパン

クリームパンと成型を変え、桃の缶詰をトッピング。

img_8554 スイートポテトねじりパン

焼き芋をつぶしてペーストにし、ねじりパンに。

img_6058 左奥から時計回りに、ウインナー&チーズパン、あんぱん、豆パン、コーンクリームパン

成型とフィリングを変えて一度に色々焼けます。全て卵なし。

パンは難しい、時間がかかる、手間がかかると思われがちですが、材料はシンプルでその作り方は簡単です。多少の手間がかかるところは否定できませんが、その分焼きたてのパンは格別です。時間はほとんどが待ち時間なので、子育て中の忙しいママにも十分に作れます。(私自身、2歳と0歳の子供をみながら作っています。)

さて、いよいよパン作りの流れです。

・計量、まぜる、こねる
・一次発酵(60分)
・フィンガーテスト
・分割
・ベンチタイム (10分)
・成形
・二次発酵(30分)
・焼成(15分)

工程が多く複雑そうですが、実際に作業をするのは黒字の部分のみで、赤字の部分は放置時間です。その間は子供と遊んだり、他の家事をしたり、ゆっくりくつろぐこともできます。

以下レシピです。

【卵なし】基本の丸パン

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By tama5chan 公開: 12月 15, 2016

  • 出来上がり量: 6個
  • 調理時間: 3 時間 0 分

市販のバターロールくらいのサイズのパン6個分の分量です。

材料

作り方

  1. 【計量、まぜる】ボールに強力粉、砂糖、ドライイースト、温めた牛乳を入れてまぜる。(牛乳の温度は触ると少し暖かいお風呂くらい。冷たい牛乳を600wのレンジにかけて20〜30秒。温めすぎて熱いとイースト菌が死んでしまいます。逆に冷たいままの牛乳を使う場合はイースト菌の働きが悪くなり発酵に時間はかかりますが、それなりのパンはできます。ただし、温めてイースト菌の働きを良くしておいたパンの方が香りが良く美味しいパンができます。)
  2. 【こねる】 ひとかたまりになったら台の上に出して生地を引っ張ったり、台の上に叩きつけては、たたみこむようにして10分ほどこねる。塩、バターを加えてさらに5分ほどこねる。(塩、バターは後入れの方がイースト菌の働きが良くなりますが、面倒な場合は初めから入れてしまっても大丈夫です。後入れにして入れ忘れてしまうくらいなら初めから入れてしまう方が良いです。忘れてしまっても食べられないことはないですが、固くパサついたパンになります。)
  3. 【一次発酵】 生地をボールに戻し、ラップをかけて直射日光の当たらない暖かいところにおき、3倍以上に膨らむまで十分に発酵させる。目安は30〜60分ほど。(冷蔵庫の中でも一晩おけば十分に発酵します。ただし固く扱いにくい生地になるので冷たい生地の場合は常温に戻してから使います。)
  4. 【フィンガーテスト】 フィンガーテストをして問題がなかったら生地を取り出す。(人差し指に小麦粉をつけて生地に差し込み、抜いた時に指の跡が残ればOK。穴が押し戻されて塞がるようなら発酵不足、穴の周りも含め全体が一緒に沈んでしまうようなら発酵のしすぎ。発酵しすぎたパンは食べられないことはないですが、甘みがなく少し酸味がでて不味いです。)
  5. 【分割】 生地はガス抜きをしてから6等分に分割し、分割した切り口を中に入れて滑らかできれいな面が出るように丸める。(出来上がりはこの倍くらいに膨らみます。)
  6. 【ベンチタイム 】 分割したものから順に生地が乾かないように固く絞ったぬれ布巾をかぶせ、10分ほど生地を休ませる。
  7. 【成形】 一度潰して表面が滑らかできれいになるように丸め、天板に間隔をあけて並べる。
  8. 【二次発酵】 固く絞ったぬれ布巾をかぶせ、暖かいところにおいて1.5〜2倍くらいに膨らむまで発酵させる。
  9. 【焼成】200℃に温めたオーブンで10〜15分ほど焼く。(オーブンの癖やパンの大きさによって焼き時間は変わりますが、少し膨らみ焼き色がつけばOK。)