赤ちゃんの頃からわりと好き嫌いなく何でも食べる長男ですが、どういうわけかブロッコリーだけは食べませんでした。みじん切りにしてグラタン、パスタソース、パンケーキ等に混ぜ込んだりしてしまえば食べてくれたんですが、形がそのまま残っているのはどうも苦手なようで。ブロッコリーは彩もよく、お子様ランチやお弁当の付け合わせにもよく使われていて、むしろプレートの中で野菜がブロッコリーとミニトマトくらいしかないことも珍しくない!!なんとしても食べてもらいたい食材だったのですが・・・。(以前はウインナーやハンバーグも含めた肉類全般、葉物野菜、じゃがいも、白いごはんもダメでしたが食べられるようになりました。)

食卓に出てこなければ絶対に食べられるようにはならないですし、見慣れない食べ物になってしまうとますます食べづらくなってしまいます(私、子供の頃食卓に出なかったせいか未だにピータンだけは食べられません。。)。子供は何かのきっかけで急に食べるようになることが多いので、とにかく食卓に出し続けることが嫌いなものを克服する秘訣だと聞き、それを信じて手を替え品を替え、とにかく色々な形で出し続けました。食育は赤ちゃんから。母、負けません(笑)

まずは食べる環境作りきっかけ作りから。味付けや調理法よりも、これが意外と重要だったりします。先日区の栄養士の方の講義「好き依頼を少なくする方法」を受けてきましたので、その内容も含め共有します。

 

1.そもそもお腹が空いているか?

「空腹は最高の調味料」たっぷり睡眠をとり十分に体を動かすことでお腹が空き、おいしく食べることができます。また十分に体を動かしお腹が空いていても、好きなものから食べていると苦手なものに到達する頃にはお腹が満たされてしまいます。苦手なものこそ先に出すことが重要です。長男はハンバーグと白いごはんが苦手でしたが、はじめにそれだけ盛られたお皿を出し「今準備しているからそれ食べて待っててね〜」と言ってしばらく出さない(笑)この方法で食べられるようになりました。あまりに出てこないので渋々手をつけたという感じでしたが、食べるきっかけにはなったと思います。

 

2.その食材が月齢に合った形、大きさ、固さ、味付けになっているか?

奥歯が生え揃っていないうちから固すぎる食べ物や繊維質の多い食べ物、生の葉物野菜を大人と同じようには食べられません。小さくしてとろみをつけたり柔らかくする工夫が必要です。逆に口腔が発達しているのにいつまでもトロトロの食べ物ばかりでは食の楽しみがありません。ポタージュの中に少しだけ形のあるじゃがいもやにんじんを入れてみたり、色々な食感をつけて楽しませましょう。また、酒のつまみのような濃い味付けはもちろん、いくら薄味が基本と言ってもいつまでも赤ちゃんと同茹でただけの味なしでも食の楽しみに欠けます。

 

3.食べる環境は適切か?

テレビがついていたり、目のつくところに大好きなおもちゃがあったり、足がブラブラしたりすると、食べることに集中できません。食べる前にテレビを消す、おもちゃを片付けることを習慣づけましょう。(すぐに飽きてしまう1歳前後の子供だと、逆にテレビをつけて気を紛らわせながら何とか食事を進めることも楽だったりしますが・・・)

 

4.親が一緒に食べているか?

目を合わせて楽しくお話したり、目の前で親が美味しそうに食べることが重要です。まだ十分に会話ができない赤ちゃんでも「この⚪︎⚪︎美味しいね〜」と声かけしてあげましょう。「⚪︎⚪︎美味しいな〜。××ちゃんも食べてみる?」と誘ってみるのも良いです。始めは一緒に食べていても、先に食べ終わってテレビや携帯をみたり、片付けたりしていませんか。だらだら食べに付き合う必要はないですが、時間を決め、せめてその時間内は十分に付き合ってあげてください。

 

5.食べる場所を変えてみる。

子供は椅子に座って食べることは嫌がっても、不思議と味見だったら食べたりします。普段家で食べないものもスーパーの試食コーナーは大好きだったり(ただしアレルギーの心配があるので必ず大人が確認して取ってあげてくださいね)。お弁当に入れてピクニックをするのもいいですね。ベランダにシートを敷いて食べるだけでも違うと思います。長男はお肉屋さんの試食コーナーで高級ステーキを食べてから塊肉が食べられるようになりました(笑)

 

6.一緒に買い物に行く。

家庭菜園などで自分で収穫できればベストですが、買うものをカゴに入れさせたり、自分で選ばせるのも有効です。スーパーによっては小さなカゴを置いてあるところもあるので、しっかりと歩けるお子さんでしたらカゴを自分で持たせるのも良いです。手が塞がる分、余計なイタズラの予防にもなりますよ。

 

7.料理の手伝いをさせる。

ミニトマトのヘタ取り、とうもろこしや玉ねぎの皮むき、枝豆のさやもぎ、きのこの房分けなど、小さな子供でもできることは沢山あります。自分でやった方が早くて楽と思われるかもしれませんが、やってもらうのはほんの一部でいいんです。やってもらうというよりも、やらせてあげるという表現の方がしっくりくるかもしれません。じゃがいもを潰す時にほんの少しだけ分けてビニール袋に入れて渡してあげたり、パン作りのフィンガーテストをお願いしたり。長男はウインナーが苦手だったのですが、ピザトーストのトッピングをやらせたことがきっかけで食べられるようになりました。今はウインナーだけほじくり返して食べるほど大好きです。

 

8.料理の工程を見せる。

大人がホテルビュッフェで目の前で調理されるのにワクワクするように、子供もその料理がどうやってできるかに興味津々です。揚げ物などは難しくても、茹でている時に抱っこして遠目で覗かせたり、サラダを和えたり、盛り付けするところなどを実際に見せてあげましょう。

と、とにかくやれるとこはやってみたのですが、ブロッコリーだけはやっぱりダメでした(笑)ここで最後のステップです。食べてもらいたいからといって、目の前にドーン!と盛られていたら引いてしまうのかもしれません。ここは子供の「何でも自分でやりたい!」という気持ちに便乗させてもらいます。

 

9.参加型の食事にしてみる。

あらかじめ用意した料理を食べさせるのではなく、自分で手を加えさせて「自分でやっている感覚」を引き出してあげます。大皿から取り分けたり、ドレッシングをかけたり、ソースにディップしたり、他には焼き肉やたこ焼き、お好み焼きなどホットプレートを使った料理やおでん等の鍋料理など。ドレッシングはボトルそのままではなく、小皿に少量を取り分けてあげるとかけすぎ予防になります。好奇心余ってボトルごと飲んだり・・というのも防げます(笑)この方法で、レタスやキャベツ、ナゲットや薄切り肉なんかも食べられるようになりました。そしてなんと今日、ブロッコリーを食べてくれたんです!!!赤ちゃんの頃から出し続け、2年近く経ってようやくこの日がきました!!!

食卓に出した時には「ブロッコリーないない、ブロッコリーないないブロッコリー ないない!」と大声張り上げ、そんなに強く否定しなくても・・・というくらい拒否していたのですが、ドレッシングをつけさせてあげただけでコロッと騙されました。。「ブロッコリー美味しい」という言葉まで出てきました。ダメ元で「ブロッコリーもっと食べる?」と聞くとまさかの肯定がっ!あまりに驚いて、三回も同じ質問をしてしまいました(笑)それどころか、後から帰ってきたパパのブロッコリーにも手を出そうとまで!前にマヨドレを出した時はマヨドレだけ舐めて終わってしまったのですがね(汗)今までの苦労は一体何だったんだ?と思うくらい呆気なかったです。

 

最後に

子供の好き嫌いは月齢と共に変わります。口腔の発達と共に色々な味や食感を知り、あんなに好きだったのに全く食べなくなった!というのも珍しくありません。好きだからと言ってそればかりを出したり、逆に嫌いだと決めつけて一切出さないということは避け、色々な食材をバランスよく出し続けることが大切だと思います。一度食べなかったからと言って諦めず、また無理強いはせず、日を改めて挑戦してみてくださいね。